からだの悩み


■からだのコラム
第1回  おねしょが治らない
第2回  タバコがやめられない
第3回  元気が出ないのは心身症?
第4回  朝起きられない
第5回  立ちくらみがする

■第1回 おねしょが治らない

Q:モッチーきいて。じつは、おねしょが治らなくて、今でもふとんぬらしちゃうの…。
修学旅行もあるし、友だちとお泊まりもしたいのに、心配で行けないよ。どうしよう?

A:おねしょは心配しなくても必ず自然に治ってくるものですよ。今、何年生になったかな?
10才から11才でも、100人中10人から15人はおねしょの悩みを抱えているんだって。
『中学校のうちにほとんどの人がなおります』っていうのは本当だけど、そう言われても、あなたは今困っているんだよね。
お泊まり行事があると、不安で悩んでしまうね。そんなときは、お薬を使って治療できるから、かかりつけの小児科か泌尿器科で相談してみてね。

■第2回 タバコがやめられない

Q:タバコ吸ってるんですけど‥やめたほうがいいんですよね?でも、前も禁煙失敗したんだ。
もうやめらんないのかな?

A:やめられるものならやめたいと思っているんだよね。うん。ほんとによく相談してくれたと思う。うれしいです。
ニコチン依存症になっているとなかなかやめられないんだけどね、実は治療法があるんだよ。『ニコチン代替療法』という方法でそれほど辛い思いをせずに必ずやめられるから心配しないで。
あなたの意思が弱くてやめられないのではなくて、『中毒』という病気になってしまっているのだから。
やめたいと思ったらしめたもの、半分禁煙できたも同然!

福岡市健康増進センター(あいれふ内)092-751-2806で禁煙の電話相談もしているよ。

■第3回 元気がでないのは心身症?

Q:なーんか元気が出なくて、気分が落ち込んじゃうの。
でも「病気でもないくせに」とか「なまけてるだけだ」とか言われてさぁ。だけどほんとに力が出ないんだよ。
気にしすぎなの?

A:朝起きにくい、食欲がない、元気が出ない、おなかの具合が悪い、眠れない、よく汗をかく、微熱がある…でも病気ってほどのことはないんだけど…そんな感じかな?
病院に行って薬をいろいろ処方してもらったけどちっとも良くならないとか、検査を受けても「どこも悪くない」って言われるけど、調子の悪いのが続くんだったら、『心身症』かもしれない。
心身症ってね、がんばりが足りないわけでもないし、気のもちようなんてもんじゃないから、自分を追い詰めないうちにかかりつけ医とか心療内科で相談してみるといいんだ。だから、今日話してくれたのは大正解。自分のこと気にかけてあげるのは、恥ずかしいことや弱いことじゃないよ。
「心身症」って、身体の病気には違いないけど、その症状が出てきたのには、ストレスが関係しているってことなんだ。
だから、薬だけじゃなくて、ストレスが減るようにすることも治療なんだよ。
自分では、何がストレスになっているのか分からないこともあるし、分かったって「それが簡単に解消できないから病気になったんだよ」っていう場合だって多いと思う。でもね、「心身症」と分かったら、そこが解決の糸口になると思うよ
診てもらったところにカウンセラーがいれば、心配ごとや不安なことの相談に乗ってもらえると思うけど、もしまだ不安だったら「もしもしキモチ」にかけてみて。
「心身症」はゆっくり、ゆっくりかもしれないけど、治療を受けるとよくなるから、心配してあせらなくていいんだよ。ひとりで悩みを抱え込まないでね。

■第4回 朝起きられない

Q:ねむい~。もうずっと布団の中にいたい!え、昨日?うーん、そんなに遅くまで起きてないよ。それに休みの日に寝だめするもん!でもこれって不健康?
A:朝に弱いタイプなんだね。血圧が低い人は朝起きが辛いことがあるよ。
もちろん、夜遅く寝て睡眠不足だったら朝は辛いから、寝る時間のことも合わせて生活習慣を見直してみようね。
夜10時ごろ寝ても朝が辛くて困るようなら、かかりつけ医に相談してみて。効く薬があるんだ。

朝の一工夫も伝授しよう!窓を開けて朝日をしっかり入れたり、部屋の明かりをつけたりして、とにかく明るくする。すぐに起き上がろうとしなくていいから、布団の中で手足を曲げ伸ばしたり、自分でマッサージしたりして、「からだよ、目を覚ませ」って声をかけてあげよう。
「目覚ましの一杯」で冷たい水を飲んでみるのもいいかもね。

体のリズムを作るには「ちょっと」根気が要るけど、なーに「ちょっと」した努力でできるよ。
そしてせっかく作ったリズムは「休日の楽しみは朝寝坊」でこわさずに、もっと楽しいことに変えてみようよ。

■第5回 立ちくらみがする

Q:モッチー、今日学校でクラッときた。倒れるっていうか、崩れた感じ?そんなさー、過激なダイエットとかしてないんだよ?なんでー??
A:思春期によくみられる「起立性調節障害」や「鉄欠乏性貧血」が考えられるな。どちらも治療でよくなるから、ぜひ医療機関にかかってみて。
「起立性調節障害」は立った時に血圧の調整がうまくいかなくて、立ちくらみや動悸がする疾患。背が急に伸びる思春期には一時的にこの症状が出る人は多いんだ。

心臓から送り出された血液が重力に逆らって頭の中を巡るためには、立ち上がった時にすかさず血管を収縮させて血圧を保つ必要がある。その働きを担っているのは自律神経なんだけどね、その自律神経の働きが弱くなっているんだよ。
「鉄欠乏性貧血」も思春期に多いのに見逃されて、立ちくらみを起こして気がつかれることがあるんだな。
立ちくらみは意識消失をして事故に繋がることがあるから、我慢しないで診てもらうんだよ。